春におすすめ!水性ペンとコーヒーフィルターで作る綺麗なにじみ絵のお花!/Hoick~保育士・幼稚園教諭のためのWebサイト~

春におすすめ!水性ペンとコーヒーフィルターで作る綺麗なにじみ絵のお花!

コーヒーフィルターに水性ペンで模様を描き、水を吹きかけると、じわじわと絵が滲んでいきます。その様子を見て「わぁ!きれい!!」と喜ぶ姿が見られました。同じ色のペンを使っても、描き方によって出てくる模様が異なるので、壁いっぱいに綺麗な花を咲かせることができました。
※この通りに製作する必要はありませんので、一つのアイディアとして参考にして頂ければうれしいです。

  • 対象年齢
  • 2歳児5歳児
  • 季節
  • 3月 4月
  • 1コーヒーフィルターに水性ペンで模様を描きます。

    2①に霧吹きで水をかけて、滲ませたら、よく乾かします。

    3②を花びらの形に切ります。

    4写真のように花びらの根元にタックを寄せて折り、ホチキスで留めます。

    5丸く切った厚紙の周囲に花びらを貼り、中心に色画用紙を貼ります。

    6最後に中央に自画像を貼って完成です。

    子どもたちの姿

    2歳児クラス

    あらかじめピンク系や黄色系の水性ペンを用意しておきました。
    コーヒーフィルターは、水性ペンを軽く置いただけでもインクが浸透し、色がつきやすいので、筆圧が弱い子も、簡単に描くことができました。
    丸を描く子、点々と描く子、線を描く子、ペンをガシガシと往復させて描く子など、さまざまな子がいました。
    子どもの目の前で霧吹きで水を吹きかけると、じわじわとインクが滲む様子をじっと見つめ、保育者とアイコンタクトで「きれいだね」と伝える子も。保育者が「きれいだね~」と思いを言語化してあげると「うん」とうなずき、嬉しそうな表情をしていました。

    5歳児クラス

    戸外あそびで、桜の花びらを砂あそびのお皿いっぱいに集めていた子どもたち。たくさん集めた花びらを空に向かって投げ、「結婚式みた~い!」とフラワーシャワーであそぶ姿が見られました。
    するとそれまで花びらをただひたすら集めていた子が、1枚の花びらをじっと見つめて「これ、ただのピンクじゃないよ。ほら、いろんな色がまざってる!」と言いました。すると近くにいた子がのぞき込んで「ほんとだ!濃いピンクと白い部分がある~!」と言い、今度は、綺麗な色の花びら集めが始まりました。
    その後、この製作あそびをしましたが、「あのさー、桜の花びらって、ピンクだけじゃないんだよねー。いろんな色が入ってたんだよー」と言う子。それを聞いた子が「そうそう!濃いピンクとか、白とかまざっていたんだよねー」と言いました。
    その言葉をヒントにし、コーヒーフィルターに水性ペンで模様を描きましたが、色合いをよく考えて描く姿が見られました。
    霧吹きで水を吹きかけ、じわじわとインクがにじむ様子を見て、次はどのあたりに水を吹きかけようかと迷う子もいました。
    同じ色を使っていても、描き方や吹きかける水の量、水の吹きかけ方によっても模様の出方が変わってくるので、クラスのみんなで見せ合ってもおもしろいですよ。

    このレシピの著者

    磯亜矢子

    磯亜矢子
    公立保育園保育士。栃木県那須塩原市で2001年より勤務し、現在に至る。
    『Piccolo(ピコロ)』(学研)に製作アイディア、『お誕生会パーフェクトブック』(ナツメ社)にシアターのアイディアを提供。
    子どもと一緒に楽しむことを大切に、「明日も保育園に行きたいな」と思ってもらえるような保育を心がけている。
    保育士として勤務する傍ら、保育者向けにシアターづくりや、製作などのワークショップも開催している。

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