たまねぎの皮で染め物を体験しよう
- 福田翔さん
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- 更新日 2020/08/06
染める前の下準備
1布を縛ります。
染めたときに布に模様が付くように、「ビー玉・割り箸・輪ゴム」を使って、布を縛っていきます。染めた後の見本があると、子どもたちもイメージがしやすくなります。
ビー玉
布でビー玉を包み込み、輪ゴムでグルグルと縛ります。円形の、花のような模様になります。
割り箸
適当に折りたたんだ布を割り箸二本で挟み、割り箸の両端を輪ゴムで巻いて固定します。直線状の模様ができます。
輪ゴム
布の端や中心部等にシワを作り、輪ゴムをグルグルと巻きつけていきます。シワの付け方によって、様々な模様が楽しめます。
子どもの力だけでは輪ゴムが緩んでしまい、染めたときにきちんと模様が出ないことがあります。 一緒に輪ゴムを結んだり、様子を見ながらサポートできるといいと思います。
2染液を作ります。
鍋に水と玉ねぎの皮をいれて30分程煮出します。水に色が出ているのを確認したら、皮を取り出して完成です。
3媒染液を作ります。
媒染液は、染めた色を布に定着させるために使用します。作り方は、ボウルに水とミョウバンを入れ、ミョウバンがしっかりと溶けるまで混ぜるだけです。
染めてみよう!
1布を染液に入れて煮込みます。
先ほど準備した布を、染液の入った鍋に入れます。菜箸等を使って、布をしっかりと染液に浸けて、約30分程弱火で煮込みます。
2媒染液に浸けます。
煮込んだら鍋から布を取り出し、媒染液の入ったボウルに浸けます。
媒染液に浸けると色が鮮やかに変化するため、この瞬間を子どもたちと一緒に楽しめるといいと思います。
媒染液に浸けると色が鮮やかに変化するため、この瞬間を子どもたちと一緒に楽しめるといいと思います。
媒染液に浸ける時間は、約10~20分位です。
3水洗いします。
媒染液から布を取り出し、よくすすぎ洗いをします。
洗い場にボウル等を用意しておき、その中に使った輪ゴムやビー玉、割り箸等を外して入れるようにしましょう。
4布を干します。
よく水を絞った後は、布を干して、乾いたら完成です。
さまざまなシーンで大活躍の素敵な布の完成です!
回数を重ねると「次はどんな模様にしようかな?」と、イメージを膨らませながら楽しむことができます。
回数を重ねると「次はどんな模様にしようかな?」と、イメージを膨らませながら楽しむことができます。
火を使うので火傷には十分注意しましょう。
煮立った染液に布を入れるときと、煮込んだ布を取り出すときは、特に注意しましょう。
このレシピの著者
福田翔
あそび歌作家。都内の保育園に8年間勤務後、2014年より、あそび歌作家として活動開始。2017年より、雑誌「新 幼児と保育」(小学館)にて、連載「翔くんのあそびうたキャラバン」がスタート。2017年、ぐんまこどもの国児童館会館のマスコットキャラクター「にこっとちゃん」のイメージソングを制作。2018年、「おかあさんといっしょ」(NHKEテレ)2月の月の歌『おはよう!』、イオンファンタジーのマスコットキャラクター「ララちゃん」のオリジナルあそび歌「モーリーファンタジーへようこそ」の作詞・作曲を手掛ける。「アンパンマンくらぶ」(BS日テレ)に出演。2019年、雑誌「0・1・2歳児の保育」(小学館)にて、連載「0・1・2歳児の発達に寄り添うあそびうた」がスタート。