染める前の下準備
染めたときに布に模様が付くように、「ビー玉・割り箸・輪ゴム」を使って、布を縛っていきます。染めた後の見本があると、子どもたちもイメージがしやすくなります。
布でビー玉を包み込み、輪ゴムでグルグルと縛ります。円形の、花のような模様になります。
適当に折りたたんだ布を割り箸二本で挟み、割り箸の両端を輪ゴムで巻いて固定します。直線状の模様ができます。
布の端や中心部等にシワを作り、輪ゴムをグルグルと巻きつけていきます。シワの付け方によって、様々な模様が楽しめます。
子どもの力だけでは輪ゴムが緩んでしまい、染めたときにきちんと模様が出ないことがあります。 一緒に輪ゴムを結んだり、様子を見ながらサポートできるといいと思います。
鍋に水と玉ねぎの皮をいれて30分程煮出します。水に色が出ているのを確認したら、皮を取り出して完成です。
媒染液は、染めた色を布に定着させるために使用します。作り方は、ボウルに水とミョウバンを入れ、ミョウバンがしっかりと溶けるまで混ぜるだけです。
染めてみよう!
先ほど準備した布を、染液の入った鍋に入れます。菜箸等を使って、布をしっかりと染液に浸けて、約30分程弱火で煮込みます。
煮込んだら鍋から布を取り出し、媒染液の入ったボウルに浸けます。
媒染液に浸けると色が鮮やかに変化するため、この瞬間を子どもたちと一緒に楽しめるといいと思います。
洗い場にボウル等を用意しておき、その中に使った輪ゴムやビー玉、割り箸等を外して入れるようにしましょう。
よく水を絞った後は、布を干して、乾いたら完成です。
さまざまなシーンで大活躍の素敵な布の完成です!
回数を重ねると「次はどんな模様にしようかな?」と、イメージを膨らませながら楽しむことができます。
煮立った染液に布を入れるときと、煮込んだ布を取り出すときは、特に注意しましょう。