プール開きで約束事を伝える際の一工夫
毎年プール開きの日には、プールに入るときの方法や注意事項について、子どもたちと確認をしていました。
しかし、お話をするだけでは、なかなか集中して聞けなかったり、年長の子などは毎年同じ話を聞いて飽きてしまうということがありました。
そこで、少しでも子どもたちの印象に残る形で、かつ、こちらの伝えたい内容も上手に伝える方法はないか?と考え、いくつかの方法を実践してみました。
- 福田翔さん
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- 更新日 2020/08/10
伝え方一工夫
1寸劇で伝える
先生数名で配役を決め、寸劇の中に伝えたい内容を盛り込みました。
例えば、プールサイドで『走り回る子』と『歩いて通る子』の役に分かれ、走り回っていた子が転んで頭を打ってしまうというシーンを見せ、「どうして転んでしまったと思う?」「こんな所が危なかったね」と、子どもたちと確認をしながら安全なプールの入り方について学びました。
例えば、プールサイドで『走り回る子』と『歩いて通る子』の役に分かれ、走り回っていた子が転んで頭を打ってしまうというシーンを見せ、「どうして転んでしまったと思う?」「こんな所が危なかったね」と、子どもたちと確認をしながら安全なプールの入り方について学びました。
ただ座って話を聞いているだけでは、なかなか集中出来ない子どもたちも、先生が子ども役として登場するシーンでは笑いがおきるなど、伝え方を一工夫するだけで集中してお話を聞くことができたのではないかと思います。
また、危険な行動を実際に演じて見せることで、何が危険なのか具体的にイメージできて、話の内容も理解しやすくなったように思います。
また、危険な行動を実際に演じて見せることで、何が危険なのか具体的にイメージできて、話の内容も理解しやすくなったように思います。
2水の神様が登場
子どもたちにプールの入り方についての話をした後、一人の先生が『水の神様』となり子どもたちの前に現れて、「みんなが安全にプールであそべますように」と、お祈りをしてくれるという演出をしました。
最後には、園に「聖なる水」をプレゼントしてくれて、夏の間子どもたちも見えるところに保管した年もありました。
最後には、園に「聖なる水」をプレゼントしてくれて、夏の間子どもたちも見えるところに保管した年もありました。
いずれの伝え方をするとしても、終わった後にきちんとクラスごとに約束事を確認して、必要に応じて繰り返し子どもたちに伝えていくことが大切だと思います。
このレシピの著者
福田翔
あそび歌作家。都内の保育園に8年間勤務後、2014年より、あそび歌作家として活動開始。2017年より、雑誌「新 幼児と保育」(小学館)にて、連載「翔くんのあそびうたキャラバン」がスタート。2017年、ぐんまこどもの国児童館会館のマスコットキャラクター「にこっとちゃん」のイメージソングを制作。2018年、「おかあさんといっしょ」(NHKEテレ)2月の月の歌『おはよう!』、イオンファンタジーのマスコットキャラクター「ララちゃん」のオリジナルあそび歌「モーリーファンタジーへようこそ」の作詞・作曲を手掛ける。「アンパンマンくらぶ」(BS日テレ)に出演。2019年、雑誌「0・1・2歳児の保育」(小学館)にて、連載「0・1・2歳児の発達に寄り添うあそびうた」がスタート。