伝え方一工夫
先生数名で配役を決め、寸劇の中に伝えたい内容を盛り込みました。
例えば、プールサイドで『走り回る子』と『歩いて通る子』の役に分かれ、走り回っていた子が転んで頭を打ってしまうというシーンを見せ、「どうして転んでしまったと思う?」「こんな所が危なかったね」と、子どもたちと確認をしながら安全なプールの入り方について学びました。
ただ座って話を聞いているだけでは、なかなか集中出来ない子どもたちも、先生が子ども役として登場するシーンでは笑いがおきるなど、伝え方を一工夫するだけで集中してお話を聞くことができたのではないかと思います。
また、危険な行動を実際に演じて見せることで、何が危険なのか具体的にイメージできて、話の内容も理解しやすくなったように思います。
子どもたちにプールの入り方についての話をした後、一人の先生が『水の神様』となり子どもたちの前に現れて、「みんなが安全にプールであそべますように」と、お祈りをしてくれるという演出をしました。
最後には、園に「聖なる水」をプレゼントしてくれて、夏の間子どもたちも見えるところに保管した年もありました。
いずれの伝え方をするとしても、終わった後にきちんとクラスごとに約束事を確認して、必要に応じて繰り返し子どもたちに伝えていくことが大切だと思います。