2①に霧吹きで水をかけて、滲ませたら、よく乾かします。
4写真のように花びらの根元にタックを寄せて折り、ホチキスで留めます。
5丸く切った厚紙の周囲に花びらを貼り、中心に色画用紙を貼ります。
子どもたちの姿
2歳児クラス
あらかじめピンク系や黄色系の水性ペンを用意しておきました。
コーヒーフィルターは、水性ペンを軽く置いただけでもインクが浸透し、色がつきやすいので、筆圧が弱い子も、簡単に描くことができました。
丸を描く子、点々と描く子、線を描く子、ペンをガシガシと往復させて描く子など、さまざまな子がいました。
子どもの目の前で霧吹きで水を吹きかけると、じわじわとインクが滲む様子をじっと見つめ、保育者とアイコンタクトで「きれいだね」と伝える子も。保育者が「きれいだね~」と思いを言語化してあげると「うん」とうなずき、嬉しそうな表情をしていました。
5歳児クラス
戸外あそびで、桜の花びらを砂あそびのお皿いっぱいに集めていた子どもたち。たくさん集めた花びらを空に向かって投げ、「結婚式みた~い!」とフラワーシャワーであそぶ姿が見られました。
するとそれまで花びらをただひたすら集めていた子が、1枚の花びらをじっと見つめて「これ、ただのピンクじゃないよ。ほら、いろんな色がまざってる!」と言いました。すると近くにいた子がのぞき込んで「ほんとだ!濃いピンクと白い部分がある~!」と言い、今度は、綺麗な色の花びら集めが始まりました。
その後、この製作あそびをしましたが、「あのさー、桜の花びらって、ピンクだけじゃないんだよねー。いろんな色が入ってたんだよー」と言う子。それを聞いた子が「そうそう!濃いピンクとか、白とかまざっていたんだよねー」と言いました。
その言葉をヒントにし、コーヒーフィルターに水性ペンで模様を描きましたが、色合いをよく考えて描く姿が見られました。
霧吹きで水を吹きかけ、じわじわとインクがにじむ様子を見て、次はどのあたりに水を吹きかけようかと迷う子もいました。
同じ色を使っていても、描き方や吹きかける水の量、水の吹きかけ方によっても模様の出方が変わってくるので、クラスのみんなで見せ合ってもおもしろいですよ。