0~2歳児のパラバルーンあそび
パラバルーンの名前は、「パラシュート」と「バルーン」を掛け合わせたものに由来するそうです。薄手のナイロン地でできた、カラフルな円形の布で、サイズはさまざまですが、大きなパラバルーンを見ると、子どもたちはドキドキ・ワクワクした表情を浮かべます。触ってみたり、乗ってみたり、中に入ってみたり、年齢によって反応はさまざまですが、ここでは、0~2歳児での活動の一例を紹介します。
- 福田翔さん
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- 更新日 2020/08/10
年齢ごとの楽しみ方例
0~1歳児クラス(感触を楽しむ)
0~1歳児クラスでは、パラバルーンの上に乗ったり、中にもぐってあそんだりと、シャカシャカする布の感触とともに楽しみました。
また、保育者がパラバルーンを持って、子どもたちの頭の上で上下に動かすと、子どもたちは目を輝かせて、そのふわふわとしたパラバルーンの動きを目で追って楽しんでいました。
また、保育者がパラバルーンを持って、子どもたちの頭の上で上下に動かすと、子どもたちは目を輝かせて、そのふわふわとしたパラバルーンの動きを目で追って楽しんでいました。
2歳児クラス(まねっこあそび)
2歳児クラスになると、あそび方も変化してきます。
保育者の動きを見ながらパラバルーンを持って揺らすなど、まねをしながら高度なあそびもできるようになっていきます。
例えば、バルーンの上にボールを載せてみると、揺らす動作がより楽しくなり、落とさないように上手に転がしながら、みんなでワイワイあそぶことができました。
その他、パラバルーンの端と端を持って半分折にしてトンネルを作り、入口と出口を決めて通るというあそびもしました。
保育者の動きを見ながらパラバルーンを持って揺らすなど、まねをしながら高度なあそびもできるようになっていきます。
例えば、バルーンの上にボールを載せてみると、揺らす動作がより楽しくなり、落とさないように上手に転がしながら、みんなでワイワイあそぶことができました。
その他、パラバルーンの端と端を持って半分折にしてトンネルを作り、入口と出口を決めて通るというあそびもしました。
トンネルを作ってあそぶ際の注意点
一人ずつ入ることにしたり、「反対方向からは絶対に入らない」というルールを決めないと、頭がぶつかって大けがにつながるおそれがあります。「○○先生のところから入っていくよー」など声をかけてあげると分かりやすいかもしれませんね。
3~5歳児クラス
私の園では、4歳児クラスの子どもたちが運動会でバルーンを使った演目を披露しました。5歳児クラスにもなれば、音楽に合わせて演技ができるようになります。幼児になるとパラバルーンを使ってできることが多くなりますね。乳児の頃からあそんでいくことで、適切な扱い方や、安全なあそび方が身についていくのではないかと思っています。
バルーンあそびはとても楽しいのですが、バルーンによって周囲が見えづらくなる分、子ども同士でぶつかってしまったりという危険が伴うので、楽しい反面しっかりとした危機管理もしないといけない遊具でもあると思います。
このレシピの著者
福田翔
あそび歌作家。都内の保育園に8年間勤務後、2014年より、あそび歌作家として活動開始。2017年より、雑誌「新 幼児と保育」(小学館)にて、連載「翔くんのあそびうたキャラバン」がスタート。2017年、ぐんまこどもの国児童館会館のマスコットキャラクター「にこっとちゃん」のイメージソングを制作。2018年、「おかあさんといっしょ」(NHKEテレ)2月の月の歌『おはよう!』、イオンファンタジーのマスコットキャラクター「ララちゃん」のオリジナルあそび歌「モーリーファンタジーへようこそ」の作詞・作曲を手掛ける。「アンパンマンくらぶ」(BS日テレ)に出演。2019年、雑誌「0・1・2歳児の保育」(小学館)にて、連載「0・1・2歳児の発達に寄り添うあそびうた」がスタート。