出版社・レーベルの紹介文

保育所給食は乳幼児期の食文化を大切にし、食文化が子どもの心を育てる事を実証してきた。しかし今、給食の外部委託の動きが。対応は。

目次

1章:保育所給食の歴史
1.戦後の保育所給食のはじまり
2.その後の保育所給食のあゆみ

2章:成熟していった保育所給食の役割
1.子どもの豊かな成長を保障する給食を
■必要にして十分な栄養価の充足を守る
■安全な食事を提供することの大切さ(食中毒を出さない食事作り/食品添加物・残留農薬・その他の諸問題/基本的な味を覚える)
2.保育の効果を高め、確かな発達を保障するための給食
■五感を豊かに育てよう(待つ楽しみ/見る楽しみ/食べる楽しみ)
■食材料を子どもたちが知ること
■保育内容との連携
■栄養指導
3.父母が安心して子どもを託せる内容の食事作りを心がける
■父母の給食に対する要求を大切に
■からだに異常がある時の食事
■調理実習をしよう
4.食事文化を伝える
■食材料の選定と献立の立て方と調理方法
■行事食の大切さ
■「食べる」ということについて
5.地域社会、ひいては国民全体の食生活が正しくおこなわれるように働きかける

3章:保育所給食の未来に展望を…
1.給食か「調理」か―七つの問題―
2.三〜五歳児の給食
3.幼稚園の給食はどうなっているのだろう
4.保育所から小学校へ

補論:保育制度改革と給食業務の外部委託
1.調理室はいらない、調理員の人件費を一般財源化
2.保育制度改革とは
3.保育所への企業参入
4.保育所給食の規制撤廃
5.給食の外部委託の意味

資料
1.保育所最低基準
2.保育所における調理業務の委託について
3.保育所給食の民間委託の動き

おわりに―保育所給食の外部委託にどう対応するか