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LD学習障害の本
じょうずなつきあい方がわかる

価格 (税込)1,430円
商品コード:978-4072651124
ポイント:13Pt
頁数:128ページ
出版年月:2009-02-00

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出版社・レーベルの紹介文

書き取りが苦手。読み間違いが多い。回りくどい言い方になる、または話している途中で黙ってしまう。文章的な誤りが多い。数字の位が理解できない。暗算ができない……そんな子が周りにいませんか。ひょっとしたらLD(学習障害)かもしれません。昨年から行われている特別支援教育でADHDや自閉症とともにカバーされている軽度発達障害のひとつです。全般的知能は正常で、ある特定分野のみどうしても苦手という子です。問題行動を起こさないので、これまで比較的見逃されてきた発達障害です。しかし、わからないまま授業が進み、勉強しないからできないと言われる子どもたちは、どんなに生きづらいことでしょう。ここでは、その子の特性を見極め、温かく包み込むことによって、その子が生きやすいようにしてあげる術が解説してあります。LDで有名な俳優のトム・クルーズ。彼は文字が読めないため、台本を読んでもらい暗記すると言います。誰も、彼のことを障害児とは言わないでしょう。LDは障害ではないのです。
 

目次

第1章:LDって何?
【LDの子どもたちって、どういう子?】
【LDの基本的な特性は、6つの能力の問題】
■「聞く」ことの障害(会話が理解できない/文章の聞き取りができない/書き取りが苦手/単語の聞き誤りが多い/長い話しを聞けない、集中できない/話された言葉の復唱ができない、音節の順番を間違える)
■「話す」ことの障害(筋道を立てて話せない/まとまった文章で話せない/話に余分なことが混じる/同じ内容を違う言い回しで話せない/回りくどい言い方、あるいは途中で黙ってしまう/長い文章で話すのが苦手)
■「読む」ことの障害(文字を発言できない。あるいは、間違った発音をする/文字や単語を抜かして読む。読むのが遅い/音読はできるが、意味を理解していない)
■「書く」ことの障害(文字が書けない。あるいは/誤った文字を書く/単語が書けない。あるいは、誤った文字が混じる/単純な文章しか書けない/文法的な誤りの多い文章を書く)
■「計算する」ことの障害(数字の位が理解できない/繰り上がり繰り下がりが理解できない/九九を暗記しても計算に使えない/暗算ができない)
■「推論する」ことの障害(算数の応用問題・証明問題・図形問題が苦手/因果関係の理解・説明が苦手/長い文章(長文読解)が苦手/直接示されていないことを推測することが苦手)
【解説:LDに対する医学の領域と教育の領域】
【LD本来の問題と伴いやすい問題】
■本来の問題1…国語や算数がうまくできない(漢字がうまく書けない/漢字の音読み、訓読みができない/表記のルールが守れない/文のつながりが区切れない/作文がうまく作れない/数字や記号の意味がわからない/数字のけたがわからない)
■本来の問題2…会話やコミュニケーションがうまくできない(相手の話を聞き取ることが苦手/グループに入れない/聞いたことをすぐ忘れてしまう/うまく話せない/言葉を思い出すのに時間がかかる)
■伴いやすい問題1…コミュニケーションのもう一つの苦手さ(話題が飛ぶことが多い/話したいことだけ話す/反語やしゃれがわからない/相手の返事や表情に注意を払わない/その場の雰囲気を読めない)
■伴いやすい問題2…体をじょうずに動かすことが苦手(全身を協調させて運動することが苦手/団体競技が苦手/基本的な動作がゆっくり/字が下手/指先が不器用/図画工作、書道など実技系の授業が苦手)
■伴いやすい問題3…グループ行動が苦手(共同作業ができない/グループで行動することが苦手/仲間の間でのルールが理解できない/極端にマイペース/ほかの人のジャマをする/急に乱暴になったりする)
■伴いやすい問題4…落ち着きがない、その場に適した行動ができない(多動性の傾向がある/寡動性の傾向がある/気分が変わりやすい/一つのことに向ける注意力が弱い/自分だけのルールにこだわる/外からの刺激を受けやすい/集中力、注意力にムラがある/柔軟な対応ができない)
【解説:LDは、脳機能の特性の違いでさまざまなタイプがいる】
【column:あの有名人もLDだった!?】

第2章:ウチの子がLDだったらどうすればいいの?
■LDは、いつわかるの?(幼児期にあらわれるLDのサイン/学校であらわれるLDのサイン)
■LDは、病気ですか?(LDは病気ではなく、発達障害の一つ/小中学校に通う子どもの4.5%にLDの傾向がある)
■LDは、改善するのですか?(LD特性は、子どもの個性の一つ/個性を見極めて伸ばすことが大事/LD特性は支援を必要とする個性)
■LDは、どこに相談すればいいの?
■LDは、育児に問題があったの?(LDは、育児や環境に関係ない/LDは、中枢神経の小さなトラブル/LDの起こる仕組みは、わかっていない/LDは、女の子より男の子に多い)
■この子と、どう接すればいいの?(他の子とくらべない/必要以上に甘やかさない/むやみにしからない/できることを伸ばす/あきらめない)
■きょうだいがいますが、どう接すればいいの?(きょうだい同士を競走させない/一方にかかりきりにならない/年齢でくらべない/きょうだいの役割を決めつけない)
■ほめ方にも注意がいるの?その1(すぐにほめる/ごほうびをあげる/言葉や態度ではっきりほめる/ほめるときと、しかるときはしっかり差をつける)
■ほめ方にも注意がいるの?その2(できないことには目をつぶる/小さな成果を見逃さない/できることを大きく伸ばす/好きなことは好きにやらせる)
■できないときは、どうすればいいの?禁句集(ほかの子はできるでしょ/きちんとしなさい/やる気がないの/もっと、がんばらなきゃ/そのうち、できるようになるよ)
■子どもにLDについて聞かれたら、どうするの?(隠さない/個性の一つだと話す/子どものレベルに合わせて話す/言い訳にはさせない)
■家庭では、学習面での支えをどうしたらいいの?(家庭には、勉強より大事なことがある)
■学習以外に家庭で心がけること(基本的なルール・マナーを教える/規則正しい生活を心がける)
■まず、何からしつければいいの?(最初は、必要なルールを教える/簡単なことから教える/守らせることをしっかり教える/繰り返し教える)
■家の手伝いをさせてもいいの?(まずは一つ、継続してまかせる/お手本をやってみせる/まかせるときは口を出さない/できたことをほめる)
■この子には何ができるの?(だれでも得意な分野はある/ほめるときは具体的にほめる/短所より長所を伸ばす/子どもの気持ちを確認する)
■近所の子どもが遊んでくれない!(孤立しない、孤立させない/周囲の保護者に説明する/学校に相談する/地域の「親の会」に参加する)
■LDとADHDは違うの?(ADHD(注意欠陥多動性障害)とは/LDとADHDをあわせ持つ場合もある)
■LDと「IQ(知能指数)」は関係ないの?(LDは、知能全般に遅れがあるわけではない/知能検査でできても、特定分野でできない)
■LDは、薬での治療や治ることはあるの?(LDは薬では治らない/ADHDがある場合、投薬治療をすることもある)
■LDと似ている傷害はあるの?(LDと間違われやすい障害/LDとあわせ持つ障害/LDと自閉症、アスペルガー障害の違い)
■LDと合併しやすい身体疾患
【解説:LDの子どもを育てる親の力】
【column:「公的機関」に相談すると、子どもの就学や将来に影響する!?】

第3章:LD教育ってどんなことをするの?
■特別支援教育って何?(保護者が担任に相談/担任が保護者に相談/学校(校内委員会)が専門家に相談/専門家のチームが検討)
■検査結果に納得いかなかったら、どうすればいいの?(専門家でもLDの判断はむずかしい/もし不信感をもったら/ドクターショッピングは意味がない/相談機関との関係をしっかり保つ)
■教室では、どう教える?その1(指示はわかりやすくする/注意をうながす/落ち着いた教室を心がける/前のほうに座らせる/質問は子どもの特性に合わせる/子どもの特性に合わせて課題を工夫する)
■教室では、どう教える?その2(重要な家庭との連携/子どもの「やり方」を認める/子どもの特性に合わせた教材を使う/宿題は子どもの特性に合わせて出す)
■進級って何?(基本は、通常学級で過ごす/進級には3つのパターンがある)
■通級の期間や内容は?(早めに通級を始める/子どもの特性によって内容は異なる/個別指導グループ指導/応用力を高める)
■教室内での問題行動の対処はどうする?その1(教室内で起こす問題行動/きっかけは何か考える)
■教室内での問題行動の対処はどうする?その2(行動のパターンを予測して、行動の前に止める/具体的に伝える/やめたらすぐにほめる/子どもの言い分を聞く/学校やクラスに居場所をつくる)
■不登校を防ぐには、どうしたらいいの?(学習目標は、大目標と小目標の二本立て/学習以外の目標を立てる/きちんと評価して認めてあげる/カウンセリングは早めに)
■子どものやり方は、どこまで認めればいいの?(従来の教え方にこだわらない/家庭でのやり方でやらせてみる/計算機やパソコンも使わせてみる/その子なりのやり方や工夫をつかむ)
■放課後の学習はどうする?(子どもの話しをゆっくり聞いてあげる/予習をしたら、翌日発表させて自身を持たせる/読む・書く・話すを工夫する/ときには親といっしょに)
■LDの子どもの進路はどうなる、どう考える?
■LDをめぐる社会的状況は?
【解説:特別支援教育でLDへの対応は、どう変わる?】
【LDをサポートしている親の会など・LDに関する情報が得られる公的機関・参考文献】

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