出版社・レーベルの紹介文

「かみつき」は、子どもを集団で保育するなかで起きる深刻な問題。2004年に発行した『かみつきをなくすために』の第二弾。今回は、おとなの仲間づくりに焦点をあて、噛んだ子の親・噛まれた子の親・保育園の対応の実態を探る。

目次

第1章:保育園における「かみつき」の実態
■2003年度実施の「かみつき」アンケート(「かみつき」はどんなときに起こりやすいのか?/「かみつき」がよく起こる1歳代とはどんな時期なのか?/理由がわからない「かみつき」の特徴は何か?)
■「かみつき」をなくすためのさまざまな実践から学んだこと(子どものイライラはどうしたら取りのぞけるか?/今日の乳児保育の条件の悪化と「かみつき」の関係/保育所黎明期の「かみつき」への対応に学ぶ)

第2章:保育園における「かみつき」・ひっかきの保護者対応の実態
■2008年度実施「かみつき」・ひっかきに関するアンケートの結果(原則として「かみつき」やひっかきをした子どもの名前を先方の保護者に伝えない場合/原則として「かみつき」やひっかきをした子どもの名前を先方の保護者に伝える場合/噛んだ子の保護者に事実を伝えることの難しさと工夫/噛まれた子の保護者に事実を伝えることの難しさと工夫/「かみつき」・ひっかきへの対応で大事なこと)
■「かみつき」・ひっかきトラブルの解決の道(ひっかき傷をきれいに治すために/保護者同士の関係をつくるために/「かみつき」トラブルで折り合いがつかないときに)

第3章:指導計画の展開と職員集団づくり
■クラス担任同士の人間関係と保育の展開(おとな同士の人間関係と子どもの安心感/「気になる子ども」への指導計画例-1歳児の場合/クラス内での保育目標の確認をどうするか)
■2008年度告示保育指針における保育課程・指導計画のとらえ方(保育課程・指導計画とは何か?/指導計画の展開のポイント/大変なクラスの問題を園全体でバックアップするために)