生きづらさの時代の保育哲学/Hoick OnlineShop~保育士・幼稚園教諭のためのオンラインショップ~

OnlineShop > 商品詳細 : 生きづらさの時代の保育哲学

生きづらさの時代の保育哲学

価格 (税込)1,870円
商品コード:978-4894641341
ポイント:17Pt
頁数:238ページ
出版年月:2009-07-00

OnlineShop休業のお知らせ

平素よりHoickをご利用いただき、誠にありがとうございます。
現在、Hoick OnlineShopはご利用を停止させていただいております。
お客様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 

目次

第1章:親とつながる手がかりをさぐる〜貧困と不安の中の家族〜
■「モンスター」と非難する前に(「思わず絶句…」の子育て/レッテル貼りは百害あって一利なし)
■子育て競争をあおる社会(焦りと不安をかき立てる子育て雑誌/親心につけこむ教育政策と育児産業)
■家庭がぶつかっている現実から出発する(見過ごされる貧困/子育て家庭の貧困をリアルにつかむ/「だらしなさ」をどうみるか/欠かせない公的支援/「子育ての共同」にいま必要な視点を考える)
■「普通に明るく元気に」を願う親心(「何が起こるかわからない」不安/親へのプレッシャーは子どもへ/パーフェクトな子育てはあり得ない)

第2章:思春期を見守るおとなの立ち位置〜消費文化を生きる子どもたち〜
■消費文化デビュー(街の本屋さんをのぞくと…/否応ない環境としての消費文化/変わる成長の姿/「無知」なおとなであることを自覚しよう/遠ざかる子どもを見つめられる場所に)
■「自分らしさ」を選ぶ〜消費文化の中の自己表現〜(コスプレは楽しい/コスプレしているときが本当の自分?/グッズで選べる自分らしさ/できあいの個性化を強要する文化/本当のわたしを「見て」と「見ないで」と)
■新しい情報環境のなかの子どもたち(驚くほどに広がるコミュニケーション機会/情報ツールの多様な使い道/未知との出会いが広がるバーチャル世界/自分を知ってほしいという願い/ケータイメールが組織する友だちの輪)
■友だちづきあいは楽じゃない(友だち百人があたりまえの時代/たがいに負担をかけないというルール/友だちづきあいのコツは「等距離外交」/空気を読む/安心できる居場所が欲しい)
■居場所がない生きづらさ(伝説の折り鶴オフ/「ちがう」と言えない苦しさ/いたるところにひそむ孤立の危険/明るく元気にみせる「訓練」/苦しさの底にある願いとは)
■「生きている実感」は薄れているか?(集団自殺とインターネット/「ちゃんと生きている」ことをたしかめたい/「社会」を感じさせない文化/「共にいることのできる」文化へ)
■「私は私」と言えるようになるとき(消費文化の悪影響を取り除けばよいか?/若者たちがつたえようとしていること/文化にひそむ暴力を見抜く/消費文化を「卒業」するとき/おとなができることは?)

第3章:保育制度「改革」と子育ての共同〜いま保育運動に求められていること〜
■保育分野の「構造改革」(子育て政策の「善し悪し」を判断するモノサシ/急激な変化にさらされる保育現場/今までよりも子どもを傾けやすくなる?/「新たな保育の仕組み」の中味1-「受給権」の判定と付与/「新たな保育の仕組み」の中味2-保育所と親の「公的契約」)
■財界の子育てプラン(子育て政策に熱心な財界/財界が主導する「改革」のねらい1-女性労働力の動員/財界が主導する「改革」のねらい2-保育産業の拡大)
■保育の何が危機なのか(公立・民間もろとも競争させられる/保育が子育て格差を押し広げる/保育内容に値段がつけられる/正規職員は園長だけ?/熱心な保育士は「悪い保育士」?/親・子どもの側も選別される)
■いま保育要求に応えるとは(いま緊急に必要なこと/公的保育制度の意義を社会全体につたえ確認させること/「共に育つ」保育像とその意義とをあきらかにする)
■四つの共同をいま(子育て関係施設・団体の共同/保育・子育てにかかわる非正規労働者・正規労働者の共同/親と保育者の共同/地域社会での子育ての共同)

おすすめキーワード