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「気になる保護者」とつながる援助
「対立」から「共同」へ

価格 (税込)1,870円
商品コード:978-4780301854
ポイント:17Pt
頁数:183ページ
出版年月:2008-05-00

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出版社・レーベルの紹介文

モンスターペアレントと言わないで。気になる保護者の事例から、発達障害や虐待などの背景を明らかにし、かかわり方を提案する。
 

目次

<第1部:「気になる保護者」とその社会的背景>
第1章:「気になる保護者」の諸相
■わが子のことしか考えていないようにみえる保護者
■わが子への基本的な世話を放棄している保護者
■自分の考えややり方で周囲をコントロールしようとする保護者
■些細なことで「怒り」を爆発させる保護者
第2章:「気になる保護者」の問題の社会的背景
■モンスターペアレントというとらえ方の孕む問題点
■人間的な発達への権利を奪う貧困問題の深刻化
■規制緩和の施策がもたらす労働ストレスの増大
■新自由主義のもたらす構造的暴力
■生活そのものがもっていた発達を導く力の低下
■社会的自己効力感の喪失とファンタジー空間の増大による「誇大自己」の拡大

<第2部:「気になる保護者」の抱える個人的要因>
第1章:「気になる保護者」と発達障害
■あたりまえの事実を認めることから出発する
■アスペルガー障害、高機能自閉症の可能性が推測される保護者
■ADHDの可能性が推測される保護者
第2章:「気になる保護者」の抱える傷つきや葛藤を考える
■保護者のもつ「内的ワーキングモデル」を理解する
■内的ワーキングモデルと葛藤の世代間伝達
■心的外傷の後遺症としての解離性障害
第3章:「気になる保護者」とパーソナリティ障害
■自己愛性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ傾向の保護者
■境界性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ傾向の保護者
第4章:「気になる保護者」と精神疾患
■「うつ病」の保護者
■統合失調症の保護者

<第3部:「気になる保護者」とのかかわりを考える>
第1章:「気になる保護者」に対する共感的理解と援助の課題
■保護者から見たときの他者や世界の見え方(view)、感じ方(sense)を理解する
■保護者のなかで作用している「内的ワーキングモデル」を理解する
■応答能力の回復に向けた援助を
■実践者側の子どものとらえ方や実践の問い直しも必要
第2章:保護者との平和的な関係を築いていくために
■対立解決の基本的な考え方
■「要望」(現象)と「本心」(本質)との区別を丁寧にしていく
■「わが子の最善の利益」を一致点にして、“つながり”の契機をつくっていく
第3章:保護者との連携が著しく困難な場合
■パワーの濫用をしない、濫用もさせない相互尊敬の関係づくり
■せめて子どもを助けるしかない場合もある
■保護者集団の世論づくりも必要不可欠
第4章:感情労働としての教師、保育士、指導員の仕事
■自分自身がやっている感情労働の大変さを十分に理解しておくこと
■保護者の感情や葛藤の表出をどこまで受けとめていけるのか
■傷つきと生きづらさを“つながる”力に

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