出版社・レーベルの紹介文

幼児期は食育にもっとも適した時期です。全国で「食育」をテーマにした講演会を行っている著者が、保育者からの「食育って何をしたらいいのかよくわからな い」という声に応えました。本書を読んでからあなたの保育を見直してみてください。きっとたくさんの答えがそこにあることに気がつくことでしょう。

目次

第1章:保育者だからできる食育を
■食育についてよくある質問
■それぞれの食育を

第2章:「食育って何をしたらいいかのか何からすればいいのかわかりません」
■食卓からコミュニケーション(いっしょに食べて友達づくり/個性を大切に/食事ファイルを作ろう/食事ファイルの例)
■お手伝いから始まる食育(お手伝いは片付けから/お手伝いをお願いする順序に気をつけましょう/食事の前の配膳/食事作りの準備/食前から食後への流れ/手を洗いましょう)
■食と消化吸収(体のしくみ/体の中を見てみよう/胃腸の長さ/食べ物からうんちまで/きょうはどんなうんち?)
■もったいない(食べ残し/MOTTAINAI/子どもへの声がけ/食の廃棄/優しい気持ち/フードマイレージ)
■みんなで楽しくクッキング(料理の準備と楽しさ/子どもたちとのお約束/初めてクッキングの注意点/子どもにわかりやすくポスターで表示/子どものなぜ?どうして?/調理内容の年齢ごとの目安/包丁を使わずに5〜6歳でもできる作業・お手伝い/おとなといっしょに2〜3歳でもできる作業・お手伝い/お料理って楽しい)

第3章:「落ち着いて食べられるようになりました」(マナーを身につける)
■楽しく食べるためのマナー(おいしく食べるマナー/マナーを身につける目安/食べるときのマナー/幼児によく見られる食事のマナー違反/食事のあいさつ/食事のマナー/子どもたちに伝えたいマナー)
■おいしく食べる環境(孤食/テレビと食事/おいしい環境)

第4章:「おいしいものだーいすき!」(食への興味をもつ子に育てる)
■パーティーは皆楽しい(ハレの日とケの日/パーティーを楽しもう/クリスマス/おとなも大好きパーティー/パーティーいろいろ)
■食べるって楽しい(五感・体験・実践/五感でおいしい体験/継続・愛情・意識/季節の旬を意識して感じよう)
■味わって食べよう(味覚の体験/伝えたい・残したい味/人間が本来もつ本物の食材を見抜く力/食べ方の指導/「だし」こそ日本のスローフード/だしのにおいがわかるかな?/次世代に伝えたい味覚を大切に/味覚障害/だしをとってみよう)
■幼児への食育(幼児期に基礎を/何をだれとどう食べる/家庭との連携/楽しい食事の三つの要素)

第5章:「メタボにはならないよ」(子どもの栄養)
■何をどれだけ食べればいい?(どうして食べるの/三つのお皿/子どもへ三つのお皿の役割を伝える/自分の適量/食事バランスガイド/東京幼児向け食事バランスガイド)
■子どもの栄養(子どもの偏食/子どもの肥満/幼児の栄養価/朝食抜きと睡眠/好き嫌い克服法)
■子どものおやつ(おやつの意味/おやつの時間と内容/手づくりおやつ/おすすめおやつ)

第6章:保護者に伝えたい食育7カ条〜食育を楽しもう〜
■おまけ　年間食育目標案