動物になりきってお部屋に入ろう

  • 2歳児クラスの新年度、午前中に園庭であそんだ後、お部屋に入ろうと言っても、なかなか入ろうとしない子どもたちの姿がありました。
    あそびに夢中になっている様子で、ストレートに「お部屋に入るよー」と言っても、なかなか行動に移りません。「続きはまた後でできるよ」と声がけをしますが、それでもまだ数名の子はお部屋に入ろうとしませんでした。
    こうした状況の中、あそびながら楽しんでお部屋に戻るアイディアを考えました。
    同じような悩みを抱えていらっしゃる方、参考にして頂ければと思います。
  • 投稿者
  • 福田翔

動物になりきって戻ろう

子どもたちの気持ちを引くために、いろいろな動物になりきってお部屋に戻ろうと誘ってみました。
「そろそろご飯が始まるから、今日は一緒にゴリラになってお部屋に入ってみようか?」と、子どもたちを誘ってみます。
園庭にあるうんていにぶら下がったり、園庭中をゴリラになって走り回ってから、お部屋に向かいます。
また、ある日は、子どもたちの好きなネコやウサギになりきってあそびながら、部屋に向かってみたりと工夫してみました。

よーいドン!で競走して戻ろう

「よーいドン!で競走しようか」と誘ってみるのも一つです。
子どもたちと、補助の先生も一緒に、みんなでよーいドン!でお部屋に戻ったりもしていました。

私が感じていたこと

新しいクラスに進級した子どもたち。なかには不安な気持ちや、寂しい気持ちを抱えている子もいますね。
そんな気持ちが、子どもたちがあそびに夢中になることで、和らぐといいなと思っていました。
なので、子どもたちが園庭あそびに夢中になっている中で、お部屋に戻りたくない気持ちはとてもわかります。
しかし、お昼の時間もあるので、保育者としてのジレンマがありましたが、できるだけ子どもと楽しみながらお部屋に戻れる方法をと考えたものでした。
新生活は、保育者が決めた予定通りにはなかなかいかず、悩ましいところもありますが、そんなときでも子どもたちと一緒に楽しみながら新生活を過ごしたいですね!