ザリガニを飼育しよう

  • 私のクラスでは、近くの川で子どもたちとザリガニ釣りをすることがあり、クラスでザリガニを飼うことにしました。
    ザリガニ飼育のポイントをまとめてみましたので、参考にしていただけたらと思います。
    子どもたちにとって貴重な体験になったのではないかと思います。
  • 投稿者
  • 福田翔
  • 対象年齢
  • 3歳児5歳児
  • 必要な物
  • 水槽 水 砂 塩ビ管 エアレーション

お世話係を決めよう

ザリガニを飼育するには、大きく分けて二つの係が必要になります。
みんなで話し合い、二つの係をグループの仕事に加えることにしました。
1.日々の餌やり係
2.水槽の掃除係

水槽の環境づくり

ザリガニを飼育するときに最低限必要な環境は、水槽の中に「水」「砂」「隠れ家」の3つがあることです。

1水と砂を入れる

水槽の底に砂を敷き、水は水槽の上部まで入れます。
水槽の隅には、エアレーションを設置します。
エアレーションは、フィルター付きの物の方が、水槽の水が汚れにくくなるのでおすすめです。
ザリガニは丈夫な生き物ですが、心配な方はカルキ抜きをした水を使用してください。水質調整剤を使用すると、簡単にカルキ抜きができます。決められた使用料を守って使いましょう。

2隠れ家をつくる

陶器製の植木鉢や、大きな石を組み合わせて隠れ家を作ることもできますが、子どもたちが日々扱うことを考えるなら「塩ビ管」がおすすめです。
ザリガニの個体数に合わせて、水槽の中に塩ビ管を入れましょう(1匹につき最低1個の塩ビ管)。
塩ビ管はプラスチック製のパイプのことですが、ホームセンターなどで簡単に手に入ることに加え、本体も軽くて丈夫で、床に落としても割れることはまずないので、扱いやすくおすすめです。

3あった方が良い物

可能であれば、水槽の中に水草も入れてあげるといいと思います。水草を入れると見た目が良くなるだけではなく、ザリガニの食料にもなります。水草はなくなったらまた新しい物を入れてあげましょう。

ザリガニのエサやりについて

市販の「ザリガニのエサ」の他、「煮干し」「さきイカ」「干しエビ」「魚肉」「水草」「キャベツ」などいろいろなものを食べます。
大量にエサを入れると水がすぐに汚れてしまうので、何を与えるにしても少量ずつあげるようにするといいと思います。
また、「煮干し」「さきイカ」「干しエビ」等の動物性のエサと、「水草」「キャベツ」等の植物性のエサの両方をあげると、栄養バランスが保たれ長生きします。

水槽の掃除の仕方

基本的に週一回、水を換えるだけで問題ありませんが、エサを入れすぎて水が汚れてしまったり、何かの要因で水が濁っているなと思ったら掃除をしてあげるといいと思います。

1ザリガニを別の場所へ移動させる

まずはザリガニをタライ等の別の容器に移します。

2水槽の掃除をする

水の入った水槽はかなり重いので、保育者が洗い場まで運んであげた方がいいと思います。水を捨てたら、水槽の壁や砂、塩ビ管を流水で洗い流します。汚れが落ちにくい場合は、スポンジでこすりましょう。

3新しい水を入れる

水槽に新しい水を入れ、底の砂を整えたら、取り出した塩ビ管等を元に戻して掃除完了です。掃除が終わったら、ザリガニを水の中に放してあげましょう。
その他ザリガニ飼育の注意点
ザリガニの力は思っている以上に強く、水槽にフタをしていても、水草を伝って水槽の上部へ上り、フタを押しのけて外に脱走してしまうことがあります。フタの上からさらに重しを乗せるなどの対策をするといいと思います。