少しずつ水に慣れながらプールあそびを楽しもう!

  • 暑い夏になり、待ちに待ったプールあそび。
    でも、なかには顔に水をつけるのが嫌な子もいます。
    そこで、簡単な水あそびや環境づくりを通して、プールあそびが苦手な子にも少しでも楽しんでもらえるよう、私のクラスで取り組んだいくつかの実践例を紹介します。
  • 投稿者
  • 福田翔
  • 対象年齢
  • 0歳児5歳児
  • 必要な物
  • お風呂用遊具
  • 季節
  • 7月 8月

プールあそびを楽しもう

まずは、大きなプールではなく、ビニールプールや、大人のひざ下ほどの浅いプールで水に慣れることからはじめるといいと思います。

1水に慣れよう

いきなり水に顔をつけたりするのではなく、まずは水に慣れることを目指しました。
お風呂用の浮かぶ遊具や、水を流すとクルクル回る水車などを使って、水であそぶことで、少しずつ慣れていきました。

2流れるプールであそぶ

みんなでプールに入り、時計回りなど一定の方向に進むことで、流れるプールを作ります。
子どもたちは流れるプールが大好きで、顔に直接水が触れなくてもあそべることもあり、水が苦手な子でも一緒に楽しむことができました。

3水をかけてあそぶ

少しずつ水に慣れてきたら、水鉄砲やケチャップなどの空き容器を使って、水をかけ合ったり、水をぴゅーっと遠くに飛ばすあそびをしました。
ゴーグルをして、目に水が入らないようにしておくと、より楽しみやすくなると思います。

4変身ごっこ

みんなでプールに入り、保育者が言った生き物に変身します。
例えば、カエルになってプールの中をバシャバシャと跳ね回ってみたり、イヌになり四つんばいでプールの中を歩き回ってあそびました。
最後はワニになり、プールに腹ばいになって移動しながら、みんなで変身ごっこを楽しみました。
プールあそびのまとめ
まずは、水が苦手な子へは、ステップ1・2で、友達と水で楽しくあそぶ経験を少しずつ積み重ねていき、水に対する苦手意識を徐々に克服できるようサポートしていきました。<br />少しずつ水に慣れてきたところで、ステップ3・4のように、少し水がかかったり、プールに浸かるようなあそびに移行していきました。<br />このようなあそびを通して、私のクラスでは大体の子が、夏の終わり頃には顔に水をつけられるようになりました。もちろん怖がっている子を無理に慣れさせる必要はありません。子どもの様子を見ながら、スモールステップを心がけていました。<br />