入園して不安でいっぱいな子どもたち。
保護者から離れて泣いてしまいますが、次第に、いつも側にいてくれる大人がいることに気付き始めます。
毎日園に行って、またママとバイバイしなくちゃならないけど、毎日側にいる人がいるな。ママはいないけど、この人は毎日一緒にいてくれるから、この人でいいかな、そんなふうに思って泣き止んでいるのかも、と思ったりします。
子どもが少し泣き止んだときにこのうたを歌いました。
せんせいとおともだち byひまわり/歌詞付き|童謡 入園進級のうた|Sensei to otomodachi|Let's make friends with your teacher
「せんせいと おともだち せんせいと おともだち~」と歌い、歌詞の通りにギュッギュッギュッと握手をします。
子どもは、歌えばいつも笑顔になるわけではありませんが、笑顔にならなくても、この人は、何だか面白そうなことをする人だな、なんて思っているような表情をしています。
じーっと見ているので、また同じように歌い握手をしてみます。
嫌がらなければ繰り返しあそびますが、繰り返していると、子どもが握り返してくるときがあります。
子どもと少し通じ合えた気がして、なんだかうれしくなります。
言葉をかけるのと共に、保育者発信で、うたで子どもたちと関わっていくことは大切だと思います。
いろいろな関わりの積み重ねが、子どもの気持ちをほぐしてくれるような気がします。
3番の「にらめっこしよう~」という所まで歌えるようになると、かなり子どもと保育者の関わりが深まった気がします。
ママと離れて我慢している顔じゃなく、歌い終わってお互いに笑い合えるときが、子どもたちとの距離が縮まったなあと実感するときです。
子どもの手を握りながらアカペラでこのうたもよく歌いました。
子どもの気持ちに寄り添ううたな気がしています。ゆっくりなテンポも心地いいです。