一日が終わるころ、子どものポケットの中から、いろんなものが出てくることがよくあると思います。
石ころ、紙、お花、虫など。
子どもにとってポケットは、一番身近にある宝物箱なのではないかと思います。
大人のポケットの中には何が入っているの?と、のぞきこむ子どももいると思います。
「ハンカチだよ」と言うと、ちょっと残念そうに「ふーん」と言って立ち去ります。
でも、これが石ころだったら、「どうしたの?」「これどこで見つけたの?」と、興味津々で聞いてきたりします。
そこらにいくらでも落ちている石ころでも、見つけた場所が「ポケット」だっただけで、子どもの興味の持ちように変化が出るということが面白いなあと思います。
子どもがポケットに興味を示したときに『ふしぎなポケット』を歌ってみました。
替え歌にして、「ポケットのなかには 石がひとつ ポケットをたたくと 石がふたつ~」などと歌いました。
歌にのせると、もっとワクワク感が増すようで、目をキラキラと輝かせる子どもたちの姿がありました。
ポケットから出てきた石を並べて、「これはポケットから出てきたんだよ」なんて言うと、ポケットが広くて不思議な空間になって見えているようです。
「ポケットのなかには 石がひとつ~」と歌いながら、ポケットをポンポンと叩いて石が増えるかどうか試している子どももいました。
子どもたちの興味を広げてくれる歌って、とても素敵だなあと思います。
ポケットが出てくる歌として、私はこちらの曲もよく歌っています。