作り方
1段ボールを写真のサイズにカットし、段ボールの表面に、縦に3本、横に2本の切り込みを入れます。
3コマの軸となる段ボールを写真のサイズにカットし、中央に切り込みを入れます。
段ボールで簡単に作れますが、段ボールを切る作業は保育者が行うといいと思います。
大きさを掲載しましたが、両サイドのバランスさえとれていれば、サイズは変化させられます。
表裏で色の違う段ボールを使うと、色画用紙を新たに貼らなくてもかわいいコマが作れます。
コマは既成の物もありますが、作り出したものからあそぶ楽しさも経験できるといいと思います。左右対称じゃないと回らないということも、始めから伝えるのではなく、どう作るのか見守ってもいいかもしれません。なぜ回らないのだろうという疑問から、工夫する力が引き出されるのだと思います。
最後に
製作アイディアをいくつか載せていますが、子どもたちとこんなものを作ったら楽しいのではないかというヒントになればうれしいです。<br />そのときに大事にしたい思いを私なりに書いてみます。<br />子どもの発想力は大人の考えを越えていく素晴らしさがあると思っています。その発想力を引き出したり、広げたりすることが出来たら素敵だと思うのです。どうやって?と思うかもしれませんが、ここに載せているものは完成品ではありません。<br />「こうあるべき」というものではなく、柔軟に考え、最終的に出来た形が違っていても、子どもたちが楽しめた時間があったら大成功だと思います。「こうしなくては」という思いにとらわれず、子どもの発想もどんどん交えてみると、保育者も新しい発見をしたり、子どもの思考の豊かさに気づくことになるのだと思います。<br />製作をする歩み、過程をぜひ楽しんでみてください。