作り方
2穴あけパンチで穴を奇数個開けます(毛糸を二周巻くので、穴の数は奇数にします)。
3写真のように穴に毛糸を通していきます(毛糸の先端にセロハンテープを巻くと、穴を通しやすくなります)。
4一周したら、もう一周巻いて、最後はリボン結びで留めます。
5次に④より小さい円を用意し、同じように奇数個穴を開けて毛糸を通します。最後は裏で固結びで留めます。
6二つの円を重ねて、写真のように穴を開け、毛糸を通します。最後は裏で固結びで留めます。
9モールと色画用紙を使って写真のようにかたつむりの目を作ります。
4歳児で毛糸を二重に通すのが難しい場合は、一周だけでもいいと思います。
ここでは厚紙に絵を描かず、白地のままで作っていますが、絵を描いてから毛糸を通すとよりカラフルになっていいと思います。
穴あけパンチを安全に気を付けて子どもが使ってもいいと思います。きれいな円にならなくてもいいと思うのです。穴に紐を通すことを楽しんで、それがかたつむりの殻になったり、もしくは別のものに見えたら、そこから変化させてあそべるといいと思います。子どもの発想は無限なので、一緒に楽しんでみてください。
最後に
製作アイディアをいくつか載せていますが、子どもたちとこんなものを作ったら楽しいのではないかというヒントになればうれしいです。<br />そのときに大事にしたい思いを私なりに書いてみます。<br />子どもの発想力は大人の考えを越えていく素晴らしさがあると思っています。その発想力を引き出したり、広げたりすることが出来たら素敵だと思うのです。どうやって?と思うかもしれませんが、ここに載せているものは完成品ではありません。<br />「こうあるべき」というものではなく、柔軟に考え、最終的に出来た形が違っていても、子どもたちが楽しめた時間があったら大成功だと思います。「こうしなくては」という思いにとらわれず、子どもの発想もどんどん交えてみると、保育者も新しい発見をしたり、子どもの思考の豊かさに気づくことになるのだと思います。<br />製作をする歩み、過程をぜひ楽しんでみてください。