出版社・レーベルの紹介文

保育実践を通して見えてきた子どもの遊びのエピソードを丁寧に読み解き、そこから浮き彫りになった遊びにおける試行錯誤の様相をまとめ、「遊び」の中で「学ぶ」とはどういうことかを明らかにする。新幼稚園教育要領の方向性に重なる時宜を得た内容。

目次

序章 遊びの中で学ぶということ(河邉貴子)
1 今、「試行錯誤」を探求する意味
2 幼児期にふさわしい生活の展開

1章 子どもの試行錯誤を4つの様相から捉える(中野圭祐)
1 子どもの試行錯誤を考える
2 子どもの試行錯誤を4つの様相で捉える
3 4つの様相をもとに子どもの試行錯誤を読み解く
4 まとめ

2章 遊びの中で試行錯誤する子どもたち
─「扱う」「試す」「工夫する」「挑戦する」

エピソード1 粘土に触る(曽根みさき)
エピソード2 満杯にする(町田理恵)
エピソード3 ダンゴムシ公園を作ろう(山崎奈美)
エピソード4 作った船を浮かべたい(田島賢治)
◇ コラム 人に教えるって難しい(田島賢治)

エピソード5 何だかワニが立たないんだ(山崎奈美)
エピソード6 サンタごっこ(菅綾)
エピソード7 倒れないロボットを作ってみよう(中野圭祐)
エピソード8 線路をつなげよう(町田理恵)
◇ コラム ポタジエ、いい香り(吉川和希)

3章 試行錯誤を支える保育実践
1 学びの営みとしての試行錯誤の意義(岩立京子)
2 試行錯誤を促す協同性(河邉貴子)
3 学び合う教師(田代幸子)

保育者の試行錯誤─おわりにかえて(山田有希子)