「たちねぶたくんとゆかいななかま」シリーズの3作目。
このシリーズ、実のところ、タネ明かししますと
東北シリーズなのですね。（もう気づいてた？）
1作目の『たちねぶたくん』は、青森の有名なお祭りから。
2作目の『いぶりがっこちゃん』は、秋田の名産品から、付けられました。
で、本作『だってちゃん』は、宮城であります。
なんで、だってちゃんが、宮城なのかって？
ま、そのぅ、宮城といえば、伊達正宗公。
で、伊っ達ちゃん。
こんなネーミングで、よいのかという読者の声も、頭をよぎりましたが、
結果、とてもいいキャラクターが誕生しました。

で、次なる疑問が、なんで、ツキノワグマなのか？ってこと。
はじめは、ミヤギなので、ヤギにしようかという話もあったのですが
正宗公の兜には、三日月が付いてますでしょ。
三日月の動物と言えば、ツキノワグマですね。
宮城の山奥には、実際、分布しているみたいだし。
編集者からの提案でありましたが、
その時、村上さんの顔が、一瞬、光ったのを覚えています。
で、村上さん、こんなに可愛いクマを、描いてくれました。

「だって」「だって」と言い訳ばかりのだってちゃん。
そのほんとの気持ちは・・・。

中川ひろたか