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障害のある乳幼児の保育方法

価格 (税込)2,486円
商品コード:978-4180415168
ポイント:22Pt
頁数:204ページ
出版年月:2008-06-00

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出版社・レーベルの紹介文

就学前の障害のある子への保育・教育を充実させるために。本書は、障害のある乳幼児の保育・教育の課題をどのとらえ実践していくか、先進的な方法を知りたいというニーズに応えるために企画しました。「かかわる」「はぐくむ」「つくる」「ふかめる」の4部構成で、日常の保育・教育の考え方、実践のあり方を解説しています。
 

目次

<序:いま、保育者に求められていること>

<第1部:かかわる>
第1章:子どもとかかわるということ
■いま、子どもたちは(子どもを取り巻く環境の変化/環境変化と子どもの発達)
■かかわるとは(かかわることと子どもの育ち/保育者とかかわりの関係)
■子どもをとらえる(個々の実態を把握する/集団の実態を把握する)
■豊かな保育、教育実践を展開する(豊かな保育、教育の前提/豊かな保育、教育実践の方法)
第2章:親子とかかわる─親とともに育てる
■保育園さがし…親(産まれたときは知らされなかった/出産直後に知らされた/母子通園を続けながら/保育継続の中で)
■受け入れと取り組み…職員(親も参加の職員会議/誰が担当するのか/保育者なかま)
■なかまとして…子どもたち(子どもの育ちにくさ/みんなと食べる/みんなで散歩/短いいのちだったけれど)
■親の思い(思わぬときに涙が/職場復帰/不安は人手/無限の可能性)

<第2部:はぐくむ>
第3章:からだをはぐくむ
■からだとこころ(こころ、からだの発達と環境/現代の子どもの生活実態とからだ/からだに関心をもつこと)
■からだの発達の様相(乳児期のからだの発達/幼児期前期のからだの発達/幼児期後期のからだの発達)
■からだをはぐくむ(からだの育ちと日課/からだの育ちと健康、安全/からだの育ちと運動)
■からだをはぐくむ環境
■からだとこころを育む食農保育
第4章:ことばをはぐくむ
■ことばの発達(ことばのとらえ方/ことばの発達/ことばの土台の発達/口腔機能の発達とことば)
■ことばの障害(言語障害とは/言語障害の種類)
■ことばを育むために(太郎君から学ぶ/ことばを育むために)
第5章:あそびをはぐくむ
■子どもにとっての遊びの意義(“縦の関係”と“横の関係”/プロセスを楽しみ、能動的に探求する/意味を創り出し、イメージを広げる/遊びと言語発達/ルールを学ぶ/遊びは「最近接発達領域」をつくる)
■遊びにおける保育者の役割(遊びは社会文化的環境の中で生まれる/最近接発達領域を支える足場づくり/共同遊びへのおとなの関与/相互性/柔軟な環境設定)
■障害のある子どもの遊びをはぐくむ(人と遊ぶ楽しさをはぐくむ/能動的に遊ぶ楽しさをはぐくむ)
■保育者による実践の共同的省察

<第3部:つくる>
第6章:生活をつくる
■子どもたちを取り巻く生活環境(生活リズムの変化について/家庭や地域の変化について/遊びの変化について)
■生活の構造的把握と障害児保育実践(障害のある子どもの生活の拠点とその組織化/生活内容としての障害のある子どもの活動)
■発達と生活づくり
■生活サイクルとカリキュラム(カリキュラムとは/カリキュラム編成に向けて―障害のある子ども理解を中心に―/カリキュラムを展開するなかで―指導の手順を中心に―/障害児保育内容の基本構造のなかで)
第7章:なかま関係をつくる
■育ちあう子どもたち(「なかま関係」が育つ姿/障害のある子どもの他者とのかかわりの課題/なかま関係をつくるための課題/「共感」する力を育てる)
■子どもたちの集団をどう組織するか(クラス編成と保育の形態/小集団保育の取り組み/カリキュラム立案の視点)
■なかま関係が育つ土壌(子どもの「居場所」をつくること/クラスの集団づくりと子どもの参加)
第8章:行事をつくる
■はじめに
■行事とは何か
■障害のある子どもと行事(障害のある子どもが抱える行事への不安と期待/ともにつくり上げていくということ/障害のある子どもにとっての行事の意義は)
■行事は誰のためにあるのか?(行事をとりまくさまざまな側面/行事を迎える保護者の不安と期待/保護者への対応/多くの人の支えのなかで育っていく/保育者間の連携)
■行事への取り組み―筆者の実践から
■行事をとおして何が育つか

<第4部:ふかめる>
第9章:インクルージョン保育の実践
■インクルージョン保育の理念(サラマンカ声明とインクルージョン/サラマンカ声明の特に優先度の高い分野/インクルージョン保育の思想/インテグレーションからインクルージョンへ/ノーマライゼーションとインクルージョン/ノーマライゼーションの八つの原則/心のバリアフリーについて/ユニバーサルデザインとインクルージョン/インクルージョンの考え方から見えてくるもの/インクルージョン保育と保育者養成の役割)
■インクルージョン保育の方法(はじめに/保育者の不安と葛藤の理由/保育者の不安を緩和するための実践/インクルージョン保育はいのちの保育)
■インクルージョン保育の実践(病弱児の保育/包括的保育理念と病児/喘息等、家庭内治療をしている病児/病弱児保育の難しさ)
■インクルージョン保育推進のために(遅れているインクルージョン/効率重視の社会から脱却すること/インクルージョンとスロー保育/インクルージョン保育と子どもの権利/インクルージョン保育は新しい時代を開く)

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