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子ども100年のエポック
「児童の世紀」から「子どもの権利条約」まで

価格 (税込)2,200円
商品コード:978-4577811450
ポイント:20Pt
頁数:277ページ
出版年月:2000-04-00

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出版社・レーベルの紹介文

20世紀、この100年の「子ども観」「子ども-大人関係」の変遷を跡付け、21世紀の「子ども」の新たな可能性を展望する。
 

目次

序章:幕を下ろす前に

1章:科学の時代の「子ども」
■進化思想と「子ども中心思想」(「子どもの発見」と「進化の発見」/エレン・ケイの子ども観と「優生学」―種の改良と輝ける未来/「遺伝研究」とその落とし子―聖性を剥奪された妊娠と出産)
■「子ども研究」の科学的展開(「子ども研究」の推進力―発生学的研究からのまなざし・教育の拠点作り/初期『児童研究』における科学主義の内実/通俗化される数値)
■「死なない子ども」登場の舞台装置(注視される「出生率」と操作されるその増減/「七歳までは神のうち」から「七歳までも人のうち」へ/医学・薬学の進歩とその功罪/保健・衛生という新たな視座/栄養というキー・ワードの出現)
■科学の時代のもう一つの顔(「永遠の子ども」の誕生―非成長主義の申し子/湧き起る「子ども賛歌」―反成長のとりで)
■コラム:科学の時代の禍と福

2章:「歴史」と「子ども」の回転軸―特に転換点を中心に
■イデオロギーと「子ども」の遭遇(「立身出世主義」の場合/捕獲される「子ども性」―大正童心主義とプロレタリア主義/ファシズムと子どもの大合唱/イデオロギー・学校・家庭)
■子どもをめぐる心性の歴史(アリエス・ショックをめぐって/活性化される「子どもと大人の関係史」/新しい歴史学と「子ども」の遭遇―たとえば「江戸研究」「中世史研究」との出会い)
■パラダイム転換期の「子ども学」(転換するパラダイムへの触覚/「構造主義」と構造論議/児童心理学のうねり/子どもと深層心理学の運命/「保育研究」のニューウェーブ/「子ども論」の活性化現象)
■コラム:子ども―大人関係の変貌

3章:専用囲い地の制定と囲い込まれる子どもたち
■「善意のゲットー」の出現(「学校教育」の肥大化と「自然成長力」「育児力」の衰退/「児童文学」という特別区と「良書推薦人」の誕生/漫画と漫画週刊誌の跳梁/テレビアニメとパソコンの登場―王座に着くキャラクター文化)
■「子ども」を抱え込む市場原理(デパートの出現と子ども向け商戦の始まり/市場の標的としての「子ども」/ベビーブームと子ども産業)
■情報革命と囲い地の崩壊(新しいコミュニケーション手段の登場と子どもの空間/「バーチャルリアリティー(人工実現)」と「タンジブルリアリティー(触ることのできる実体)」)
■コラム:「子どものため」という価値の行方

終章:訪れるミレニアムへの贈り物―世紀を焼き尽くした戦火の跡から
■科学と情報と戦争の世紀
■「子どもの人権」の発見
■国境を越えた連帯

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