本書は「えほん世界のおはなし」シリーズの1冊として刊行された作品の新装版です。
リズムがよく端正な三木卓さんの文章と、軽やかさとユーモアを兼ね備えた西巻茅子さんの絵は、名作と呼ぶにふさわ・・・

日本を代表する民話「さるかに合戦」。「はやくめをだせ かきのたね めをださんと ほじくるぞ…」。わらべうたを交えたリズミカル語りが、朗らかでおおらかな民話世界を描き出します。・・・

芸大を卒業してはじめた絵の教室「子どものアトリエ」。そこにくる子どもたちから学んだ絵を描くことの原点、絵本づくりで大切にしてきたこと、そして、自らの子ども時代の記憶…。日本を代表するファンタジー絵本『・・・

とっちんの頭に赤いケンカオニが、のぶちゃんの頭に青いケンカオニが、とびのりました。赤ケンカオニに頭をけとばされたとっちんが、のぶちゃんなんかカエルに食べられちゃえというと、庭から大きなガマがやってきま・・・

すてきなマフラーをあんでもらったかこちゃんたち。「北風ふいても、さむくない」とうたいながらあるいていると、どこからか、小さななきごえが聞こえてきて……。

もうすぐ　もうすぐ、1年生!
もうすぐ1年生のかこちゃんは、かってもらったばかりの赤いランドセルをせおって、でかけます。
「もうすぐ　もうすぐ、1ねんせい。みてよ、ぴかぴか・・・

「けいこちゃん」「はあい」あれれ、わたしのほかに、くまの子やいるかの子のけいこちゃんがいて・・・、幼児の想像力が広がる楽しい絵本。

のら猫の“のらさん”は、空き家の庭で生まれた5匹の子猫たちを連れ、おうちを探して歩きます。優しいおばあさん、
猫好きの魚屋さん…と、一匹ずつ飼い主が決まっていきますが、一番ちびちゃんが残・・・

日本の詩人による、幼いこどもたち向けの詩集。美しく豊かな日本語に出会ってほしいと願って編んだ詩のアンソロジーで、こどもたちがはじめて出会うのにぴったりの楽しい詩の本です。神沢利子、岸田衿子、工藤直子、・・・

ほんとうのお姫様をみわける方法は……?
ほんとうのお姫様をさがす旅に出た王子様。世界中を回っても見つかりませんでした。ある嵐の夜、お城に現れたお姫様。「私こそ、ほんとうのお姫様です」と・・・

ぽかぽかしてきたな。暖かい風になったな。そんな春の陽気には、ふぁーとあくびもでてきますね。そういう春ののどかな気分が味わえる一冊です。ある春の日、こんちゃんが桜の木の下で絵本を読んでいると、はるかぜさ・・・

男の子が誕生日にもらったすずでつくられた片足のへいたい。人形のバレリーナに恋をしますが…。アンデルセンの名作が竹下文子の文と西巻茅子の絵で美しい絵本になりました。・・・

まってー!わたしのうちをこわさないで!くまさんのいすが、こわれました。新しいいすをつくろうと、森へ木を切りに行くくまさん。でも、おのをふりあげるたびに「まってー!」という、動物たちの声が。すっかりくた・・・

花の中から生まれたおやゆびひめ。さまざまな苦しみをこえ、最後には妖精の王様と結ばれます。アンデルセンの名作が西巻茅子の絵と斉藤洋の文で新たな魅力あふれる絵本になりました。・・・