「いもほりって、ほりだしてみないと、どんなおいもかわからない。まるで、びっくり箱。
そのスリルがたまりません。この絵本のきっかけは、そこにありました。
そして、巨大なおいもをほりだすダイナミックな展開。ここはこどもたちが「そうだよな。
いけいけー!」と素直に共感できるところ。おとなの理屈じゃなくて,こどもの気持ちをスト
レートに画面で見せたかった。この絵本はそういう絵本です。
そして、この横に長い画面。昔の映画がいっときテレビに対抗して「シネスコ」サイズで公
開していましたが。その感覚に近い横に長い画面。これによって、
手にとって自分で読む場合にはほぼ視界を埋め尽くすため、まるで、その世界に入り込んだ
かのような気分になります。これがすごくいい。
集団で読み聞かせのときは、そういう訳にもいかないので,いまでは「大型絵本」まであり
ます。同シリーズの「いただきバス」がそうです。
かなりな迫力になります。

藤本ともひこプロフィール

1961年東京都生まれ。
1991年、「こうへいみませんでしたか」で 第13回講談社絵本新人賞受賞を受賞、同作の単行本化で絵本作家としてデビュー。
絵本作家としてだけでなく、作詞家、保育あそびの作者としても書籍や保育系雑誌への執筆も多数。
全国各地での講演・研修活動も行い、幅広く活躍している。
●絵本「いただきバス」鈴木出版
●絵本「しーらんぺったん」世界文化社
●絵本「すっぽんぽん」世界文化社
●おもしろおえかきあそびブック「かきかきポケット」幻冬舎エデュケーション
●CDBOOK「ぼくのうたきみのうた1.2.3」世界文化社
●CDBOOK「みんなおおきくなった」世界文化社
●紙芝居「どかどかじゃんけん大会」童心社 など著書多数。
藤本ともひこオフィシャルサイト - http://web.me.com/tanukiss/
Hoickで藤本ともひこ関連著作を検索する >>
さて、読み聞かせの話です。この絵本には「バスがぴょんぴょんはねるシーン」がでてきます。そこを読んでいると、いつのまにか、みんないっしょに
「ぴょんぴょん」はねています。なので、しばらくぴょんぴょん遊びをしてしまいます。「つんつんするシーン」などは、「かまえて。せーの。つんつ
んつん!」なんてこどもたちを人差し指でつんつんしちゃいます。となりの子同士で、つんつんしたりもしています。やりすぎでしょうか。ぼくはそうは思
いません。これは、この絵本ならではの、自然な読み方なのです。絵本一冊一冊に込められたたものは異なります。基本的には「愛」があって、
その上に「感動」「涙」「冒険」「夢」「友情」「笑い」「スペクタクル」etc.......いろいろな絵本があります。絵本に込められたものを素直に受け取
って、絵本を楽しみたいものです。読み方には、ルールというよりも、もっと大切なものがあるんじゃないでしょうか。それは、こどもたちの日々を、
そして、こどもたちと暮らす我々大人たちの毎日をも、豊かに幸せにするためにこそ絵本は読みたいということ。
ぼくは作り手としても、読み手としても、いま静かに深くそう感じています。」

2008年の春にこの絵コンテを描いていますね。
でも、これはほぼ最終バージョンに近いですね。
だいたいここにたどりつくまでに、
10回くらいは絵コンテを描き直しています。
より効果的な画面をぎりぎりまで探し続けるわけです。
最初は芋が火山の中には落ちていませんでした。
火山の上でこんがり焼いていました。
でも、読み聞かせのときなどは
「火山の中に落ちちゃった」って読むと
「きゃあ」とか「あらら」なんて、みんな笑っています。
なので、いっそのこと、落ちちゃって正解でした。
ドリルバスが地底に掘り進むところは、
絵本を縦にしてみるとその深さがアップします。
この横長の画面ならではの場面です。
この絵コンテは、筆ペンの薄墨を使っています。
このシリーズは、この筆の感じがいい気分です。
原画はなのでアクリル絵の具ばりばりです。
Plant 1 Plant 2 Plant 3 Plant 4

いもほりバス
作:藤本ともひこ 鈴木出版
¥1260

冊 数:

カゴに入れる

いただきバス
作:藤本ともひこ 鈴木出版
¥1155

冊 数:

カゴに入れる
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