ともだちになるために
- 作詞:新沢としひこ
- 作曲:中川ひろたか
- 作成年月 : 1987-12
初出:音楽広場(1988-03クレヨンハウス)
初出アルバム : カセット『世界中のこどもたちが』(1988 クレヨンハウス)
初出楽譜集 : 月刊「音楽広場」別冊『世界中のこどもたちが』(1989 クレヨンハウス)
『はじめの一歩』同様、『ひらけ!ポンキッキ』のエンディング曲用に書いた曲。
『はじめの一歩』同様、落選した。
そのデモテープの録音で、イントロをどうしようかと考えてたとき
ふと、思いついたのが、賛美歌。
子どもの頃「幼児賛美歌」をよく歌ってたんだと言っていた
新沢に、なんかいいのない?って聞いたら、
あの有名なメロディを弾いてね、ああ、それがいいって。
それは、ゴスペルの感じをこの曲に持っていたから。
おごそかな気持ち。
なんか、そういう歌。
この歌を、若干24歳で書いた、新沢としひこはすごいと思う。
音楽の副読本の歌集に『はじめの一歩』と共に収められているためか
小学校で、すごく歌われている。
もちろん、幼稚園保育園でも、卒園式ではもはや定番。
手話付きで、よく歌われている。
録音では、金子飛鳥が弾くヴァイオリンの序章から始まる。
まっこと美しいストリングス。
重なるようにして、増田裕子が弾く「幼児賛美歌」
ぼくたちが作ったデモテープのまま、
そのアイデアを、クニさんは採用してくれた。
ピアノの後、ふらふらの中川のヴォーカル。
励ますように、やってくる増田のハモリ、
間奏のギターは、下畑薫。
いとも簡単に、短パンで、あぐらかきながら弾いた。
カンペキ、名演。
間奏後は、福尾野歩、新沢としひこと
ヴォーカルはつながって行く。
サビでは、録音に参加した人たち全員でコーラス。
クレヨンハウスの岩間さん、高橋さん、
遊びに来ていた絵本館の有川さん、
バンドのメンバー、ストリングスのメンバー、ブラスのメンバー、
みんなで、歌った。
「We Are The World」な気持ちだった。
録音が終わって、自宅に電話がかかって来た。
有川さんからだった。
「いやぁ、すばらしい録音だったね。感動したよ。
ところでさ、みんなで歌った歌あったでしょ、
あれさぁ、ぼくの声だけ、消してくれる?」
2本のマイクで、10数人いっぺんに歌ってるんだもんね。
それは、ちょっとできません、有川さん。
あの賛美歌をイントロに使っていいの?という質問を
たまにいただく。
著作権的なニュアンスで聞かれるのだが
曲の権利は、その作者の死後50年と言われていて
それをすぎると、だれがどのように使っても大丈夫になる。
「みんなのうた」になるのだ。
この賛美歌は、死後50年どころじゃない。かなり古いはず。
なので、この賛美歌は「みんなのうた」になった。
というわけで、ぼくたちも使わせてもらったという次第。
あの元力士、小錦が、ハワイアンのアルバムを出していて
そこで『ともだちになるために』を歌っている。
『世界中のこどもたちが』といっしょに
コンサートでも、よく歌っているらしい。
たしか、お自身の結婚式でも歌ってたような…。
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